Y・T様は、築50年超の店舗併用住宅のご実家をご両親から譲り受けられました。
お父様が既に廃業されているので、店舗部分も住宅として家族3人で住めるよう全面リフォームしたいとご相談をお受けしました。
①一階部分の水回りが狭く使いにくい、特にご主人は0.5坪の浴室は1坪にしたいという強いご要望でした。
また、お父様から鬼門に気を付けて欲しいとのご要望もありました。
②耐震性も高めながら、安全で使いやすい間取りをご希望でした。
ダイニングキッチンからリビング方向を見たところ。 正面の引き戸を開け放すと、約15畳のLDKになります。
明るいチェスナットの床に、ディープブルーのキッチンがとても引き立ち、洗練された雰囲気のキッチンなりました。
キッチンを移動させて、採風勝手口に取り換え、風も光も取り込める明るいダイニングキッチンになりました。 構造上取れない柱を残して、壁は構造用合板で補強しました。
二階和室を洋室に変更し、ブルーのクロスでアクセント貼りしました。 同じ部屋とは思えないほど、明るく快適な空間になりました。
一階のトイレはキャビネット付きのすっきりとしたデザインのリフォレを採用。 落ち着いた茶系でまとめて、ホテルライクな仕上がりになりました。
ご主人のご要望であった1坪タイプの浴室。 ゆったりと疲れを癒せるお風呂になりました。
階段の位置を半間ずらして架け替え、勾配を緩やかにしました。 安全のため、スリップ止めの付いた階段を採用。
看板とシャッター、サッシを撤去し、二階部分のタイル貼りはそのまま残す事にしました。右側部分を後退させて、自転車置き場にしました。玄関回りや前面の壁にはサイディングを貼りました。
軽い屋根材のカラーベストで葺き替え、耐震性能を高めました。
約3畳程の細長いキッチンは使い辛く、勝手口の前に冷蔵庫が置かれていて出入りが出来ませんでした。
二階和室は、壁や畳がかなり傷んで、窓があるのに暗いイメージでした。
勾配が急で危ない階段。
0.5坪の浴室。脱衣する場所も確保されていませんでした。
店舗の看板、シャッター、店舗用のサッシが残っている状態でした。
重い屋根瓦は、耐震面で不安がありました。